知らないうちに不眠症になってはいませんか?
隠れ不眠症をチェックしてみましょう。
入眠障害かも?隠れ不眠症チェック
夜、寝るつもりの時間帯に部屋の電気を消して布団に入っても30分以上、
あるいは1時間しても眠りにつけないのならば、入眠障害かもしれません。
眠りに入ることに苦痛を感じることも合わせ、入眠障害は不眠症です。
中途覚醒かも?隠れ不眠症チェック
睡眠中に目が覚めてしまうことがある。
夜中、何度も目が覚めるならば中途覚醒。
起きても二度寝できるならまだよいですが、中途覚醒は不眠症です。
早朝覚醒かも?隠れ不眠症チェック
目覚まし時計やスマホのアラームを起きる予定の時刻にセットしたより、
2時間以上前に目が覚めてしまうことはありませんか?
早起きだからよいこと、と思っていても、実は早朝覚醒かもしれません。
毎日そのような傾向だとすれば早朝覚醒という不眠症です。
熟眠障害かも?隠れ不眠症チェック
睡眠時間が7時間~8時間以上あったのに、朝起きても不満な感じ。
朝から疲れがあるとか、元気がない、気力がない。
昼間の活動時間に常に眠いことも含め、熟眠障害かもしれません。
ぐっすり眠ったと思えない症状は熟眠障害という不眠症。
これが最も隠れ不眠症というべき症状かもしれません。
隠れ不眠症の診断基準とは?
隠れ不眠症とは、夜寝て朝起きるような規則正しい生活や、
睡眠時間も十分確保しているはずなのに実は不眠症であるというケース。
自覚していない不眠症ということになります。
ごく普通の日常だと思っている方でも隠れ不眠症の可能性があるのです。
日々の睡眠時間が足りないな、寝不足だな、もっと寝たいな、
と思っていれば、まだ不眠症でも初期症状のレベル。
そういったいわゆる睡眠負債を解消すべく、週末や休日だけでも
たくさん寝るように睡眠時間を確保してください。
自覚できていれば隠れ不眠症とは違います。
隠れ不眠症から睡眠障害へ悪化するリスク
不眠症よりも深刻なのは、慢性的な不眠、寝不足を原因として、
日中の活動時間帯において仕事や勉強、人と接している時に体がダルかったり、
やる気がでない、ぼんやりとして集中力が無い、ミスが多い、といった。
これらが表面化してきますと、不眠が健康や精神面を害しているので注意が必要。
こうなりますともはや睡眠障害。
体が病気であることを原因として不眠症になっているのかもしれませんが、
健康診断で問題ないような健康体の方であれば、きちんと寝ているつもりで
睡眠の質が悪いのは、まさに隠れ不眠症、睡眠障害が近いとも考えられます。
自覚のない隠れ不眠症に注意
仮に7~8時間布団の中にいても、良質な睡眠が取れていない、睡眠が浅い
場合があるということを知っておくべき。
つまり睡眠時間が長いから不眠症ではないとは言えないのです。
しっかり寝れたと思えない熟眠障害のようなケースはまさに隠れ不眠症。
逆に、寝ても寝ても、どんなに長時間眠っても、寝足りない、
もっと眠くなり、常に睡眠不足を感じるというケースもある。
過眠症という別の問題かもしれませんが、そもそも睡眠の質が悪いこと
が原因である可能性が高く睡眠障害と言える。
もちろん、季節や気候がよくてスヤスヤと快眠できているなら、
たっぷり寝ることはよいことであり問題ありません。
しばらく睡眠不足が続いて知らずに10時間も寝てしまったなど、
一時的なものであればこれも心配いりません。
潜在的な隠れ不眠症は最も対策が取りにくいため、日常的に
体調がすぐれない、精神的に落ち込んでる、元気が無い、
といった方は、一度、自覚のない隠れ不眠症を疑ってみてください。
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